教訓 87. 物事は始めが大事である。


Well begun is half done.《始めうまくいったものは半分できたも同じである》


 あることを完成する上で、もっとも難しいのは最初の第一歩です。戦いは初めを制すれば、半ばを制します。

(a)
There is a first time for everything.《何事にもはじめがある》
 = There is always a first time.
(b) The longest journey begins with a single step.《もっとも長い旅も一歩から始まる》「千里の道も一歩より起こる」
          別掲 → 教訓103 少しずつでも継続してやれ。
(c) A good beginning makes a good ending.《よい始まりがよい終わりとなる》「始めよければ終わりよし」
(d) The first blow is half the battle.《最初の一撃で戦いの半分は終わる》

 対人関係においても、最初受けた印象がいつまでも脳裏に残ります。

(e) First impressions are most lasting.《第一印象が一番長続きする》

 最初が大事であるだけに、始めの出足が一番難しいといえます。

(f) The first step is always the hardest.《第一歩が常に最も難しい》
 = It is the first step that is difficult.

 ただ、人間は同じ場所にいると、惰性に流れて次第に新鮮な気持ちを失うものです。「初心忘るべからず」です。初心の大切さが求められるのは、新任者よりむしろ古参者でしょう。そこで、次のコトワザがあります。

(g) A new broom sweeps clean.《新しいほうきはよく掃除する》
 = New brooms sweep clean

しかし、新任者は仕事熱心のためか、あるいは自己の存在を誇示したいためか、とかく従来のしきたりや人事を一新したがるものです。上のコトワザはそのような新任者を皮肉る場合にもよく使われます。

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