教訓 61. 将来について取り越し苦労をするな。


Don't cross a bridge till you come to it.《橋まで来ないうちに橋を渡るな》


 コトワザはまた、将来についてもあまり取り越し苦労をせずに、楽観的に考えよと教えてくれます。実際に不運や不幸が来ないうちから、先のことを考えすぎて心配に泣くものがいますが、苦難への処し方は苦難に出会ったときに考えればよいのです。見出しのコトワザも、ことが起こらないうちから心配するなという意味のものです。

(a) Don't cry before you are hurt.《怪我をしないうちから泣くな》
(b) Don't meet trouble half-way.《災難を途中まで出迎えにいくような真似はするな》
(c) Never trouble trouble till trouble troubles you.《苦労に出会うまで苦労するな》
(d) Sufficient unto the day is the evil thereof.[Matthew6-34]《一日の苦労は一日にて足る》[聖書マタイ伝6−34]
(e) Laughter is the best medicine.《笑いが一番の薬》

 次は、コトワザというよりキャッチフレーズとして知られている言葉ですが、楽観的考え方をよく表しています。

(f) Don’t worry. Be happy.《くよくよせずに楽しくやろうぜ》

 ご存じ、グラミー賞を受賞したBobby McFerrin(ボビー・マックフェリン)の歌のタイトルでしたが、元大統領のジョージ・ブッシュ氏はこのキャッチフレーズを選挙に利用したといいます。


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