教訓 39. 大きく見せかけることはよくない。


Don't make a mountain out of a molehill.《もぐら塚から山をつくるな》「針小棒大」「針ほどのことを棒ほどに言う」


 偉大さに憧れる人間は、とかく小さなものでも大きく見せかけ、自慢したがるものですが、見出しのコトワザはそのようなことをいましめ、物事を「針小棒大」にいったり、大げさに扱ったりするのはやめた方がよいといいます。

 大げさに扱っても、その結果がほんの小さなこともあるというのが、次のコトワザです。

(a) The mountains have brought forth a mouse.[Aesop, Horace]《山が一匹のネズミを生み出した》「大山鳴動して鼠一匹」

(b) A tempest in a teapot.「コップの中の嵐」(小さな世界で内輪もめをしたり、ささいなことで大騒ぎすること)「蝸牛角上の争い」
  = A storm in a glass of water.
(c) Much ado about nothing.《つまらぬことで大騒ぎ》「空騒ぎ」


 (c)のコトワザは、Shakespeare が彼の喜劇の題名にしたことからも有名になったものです。この喜劇は、ご存じのように、恋人たちにいろいろ邪魔が入り、空騒ぎのすえ無事に結婚できるというストーリーです。

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