教訓 20. 人の好みも主観的である。
There is no accounting for tastes.《趣味嗜好には理由がない》「蓼食う虫も好き好き」
何を美しいと見るかは人によって違うのと同様に、何が好きであるかも人によって違います。「蓼食う虫も好き好き」というように、人の好みは「十人十色」です。次のものはその類義コトワザです。
(a) Everyone (or Every man) to his taste.《人は好き好き》
(b) Tastes differ.《好き嫌いはさまざま》
(c) All meat pleases not all mouths. 《すべての肉がすべての人の口に合うわけではない》
(d) One man's meat (or gravy) is another man's poison.《ある人の食べ物はほかの人の毒になる》「甲の薬は乙の毒」
別掲 → 教訓 3 ものは正反対のものに変化する。
人間の目は、当てになりません。おいしそうに見えるものは、目の命じるままに食べようとしますが、悲しいかな、胃袋がそれについていけないことが多いのです。
(e) The eye is bigger than the belly.《目は腹よりも大きい》(見ると食べられそうに思えるが、実際は食べられない)
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