72.自助や自律をすすめる

【このカテゴリーの説明】

かつて、日本の女性の美徳は「けなげ」でしたが、今では「自立」に変わったようです。

この福祉社会でも、相互扶助に加えて「自助」の大切さが説かれています。「自分の舟は自分で漕げ」というように、人からの援助もあまり当てにしない方がいいのです。

長く他人の世話で生きていると、依頼心のみ強くなり、自立心をなくしていきます。「居候の三杯目」とか「自立できないものは臆病」とかいうように、遠慮がちになり、プライドさえ失いがちになります。

それに、不平があっても口に出すわけにはいきません。「乞食は選べない」のと同じです。やはり、「十分な面倒を見てもらいたければ、自分で自分の面倒を見よ」です。

【このカテゴリーに含まれる教訓テーマ】

  教訓249. 自分のことは自分で行え。

  教訓250. 自己を律することのできるものは幸せ。

目次へ