67.長所と才能について教える

【このカテゴリーの説明】

「人間のしたことは人間に出来ることである」といいますが、誰かのしたことは自分にだって出来ないはずはないのです。人は誰しも、一定の能力はあるし、それなりの長所をもっています。

そして、長所や才能は不必要に隠すものではありません。「日陰の日時計が何の役に立つか」がいうように、才能は人に示して役立てなくてはなりません。

しかし、必要以上に誇示することはいけません。「自画自賛は推薦にはならない」のです。才能は誇示しなくても自ずと顕れ、評価されるべきものです。自己顕示は傲慢のそしりを受け、足を引っ張られるだけです。「高慢には失脚がつきもの」、「奢れる者久しからず」なのです。

【このカテゴリーに含まれる教訓テーマ】

  教訓228. だれにでも長所や才能はある。

  教訓229. 長所や才能は人に示して役立てよ。

  教訓230. 才能の誇示や高慢は失脚をもたらす。

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