51.知識と経験の必要性を教える

【このカテゴリーの説明】

しかし、だからといって、知識は無用の長物ではありません。それどころか、この競争社会を生き抜くための強力な武器になります。「知識は力なり」とも「知恵は力にまさる」ともいいます。

いずれにしても「賢者は武器に不足しない」のです。そして、武器としての知識はいい加減なものであってはなりません。「生兵法は怪我のもと」、「わずかばかりの学問はかえって危険」なのです。

だから、賢者は深くものを知れば知るほど慎重になりますが、知恵のないものは恐れ知らずの蛮勇をふるいます。「知識のない熱意は放れ駒も同然」であり、「天使が踏み込むのを恐れる場所へ愚者は飛び込む」のです。そして、結局、傷つくことになります。

【このカテゴリーに含まれる教訓テーマ】

  教訓172. 知識は力である。

  教訓173. 十分な知識と経験がないと危険である。

  教訓174. 賢者は一を聞いて十を悟る

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