44.金をもつことの利益を教える

【このカテゴリーの説明】

やはり、金を持つ利益は大きいようです。「金持ちの冗談はいつも面白い」といって、取り巻きは追従笑いをしてくれます。

人は権力者に弱いもので、さなきだに「だれでも殿様が好き」なところへ、金があればまさに鬼に金棒、大抵の人をなびかせることができます。「財布が一杯のものは友達に不足せず」です。

しかも、「地獄の沙汰も金次第」で、金があればできないことはまずありません。「黄金の鍵はどんな扉でも開ける」といいます。法律さえ、「金持ちの法律と貧乏人の法律は別」といって、金持ちを優遇するようです。

もっとも、消費社会では、たとえ金持ちでなくても、金を払う方が断然強く、「お客様は神様」、「消費者は常に正しい」となります。

【このカテゴリーに含まれる教訓テーマ】

  教訓150. 金持ちにはだれもがへつらう。

  教訓151. 金がものをいう世の中である。

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