31.慎重さをすすめる |
【このカテゴリーの説明】
しかし、「よく飛ぶためにはまず後ろへ引け」ということも忘れてはなりません。行動を起こす前には、まず引いて力を蓄えることも必要です。 そして、周到な準備や情勢判断をしなければなりません。勇気とは、蛮勇や無鉄砲ではなく、慎重さと思慮深さなのです。「急いては事を仕損ずる」、「急がば回れ」です。 だから、猪突猛進だけではなく、逃げなければならない場合もあります。逃げるにも、勇気が必要なのです。「勇者と見なされた者の中には逃げる勇気のなかった者もいる」のです。 焦らず、ゆっくりが勝利への道です。結婚の場合も同じで、「急いで結婚、ゆっくり後悔」ということにならないように心すべきです。 |
【このカテゴリーに含まれる教訓テーマ】
教訓97. しりぞくのも勇気のうち。 教訓98. あせらずゆっくりが勝利への道。 教訓99. 人の説得は柔らかく、また間接的に。 教訓100. 近道よりも回り道を。 |