27.ものごとの始めと終わりの大切さを教える

【このカテゴリーの説明】

物事は始めが大事か、終わりが大事か、議論の分かれるところです。しかしコトワザは、状況に応じて、始めが大事ともいうし、終わりが大切ともいいます。その矛盾を意に介さないところが、コトワザの知恵の深さです。

始めを重視するものに、「始めよければ終わりよし」「最初の一撃で戦いの半分は終わる」などがあります。

それに対して終わりを大切にするものに、「終わりよければすべてよし」、「最後に笑うものの笑いが一番よい」などがあります。

状況に応じて使い分けるべきでしょう。仕事に着手したときは、始めが大事だと言い聞かせ、仕事が完成に近づいたときは、終わりが大事だといって戒めるのです。

【このカテゴリーに含まれる教訓テーマ】

  教訓87. 物事は始めが大事である。

  教訓88. 物事は終わりが大事である。

目次へ