17.全体と部分の関係について教える

【このカテゴリーの説明】

その他、全体と部分の関係を考えるのに、注意すべき点を教えてくれるコトワザがあります。

たとえば、
「一握りで袋全体の中身がわかる」のように、部分から全体が判るとしても、その部分は少なすぎてはいけないので、ある程度の量にならなければいけない、というコトワザがあります。「ツバメが一羽きたとて夏にはならない」のであって、「一度に九つのヒナギクの花を踏んだら、春が来た証拠」というのです。

それに、部分は大事だがあまり部分に気を取られすぎると、大局を見失うというのもあります。
「木を見て森を見ず」「見物人が試合の全体を見ている」などがそれです。

【このカテゴリーに含まれる教訓テーマ】

  教訓44. 少ない部分からは全体がわからない。

  教訓45. 部分に気を取られると全体を見誤る。

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