旭丘高校離任式当日歓送迎会での挨拶

                                                    平成2年4月9日

 旭丘へやって来て、あっという間に3年が過ぎました。この3年間を思い出すと、最初の一年目は昭和62年で、本校創立百十周年にあたり、記念誌の発行やら、記念賞基金の世話やらで、本当に大変でした。何とか無事に乗り切って、二年目を迎えると、今度は旭丘高校創立40周年が待ちかまえていました。さらにその年はまだ西も東もわからないこの名北地区で、教頭会の会長をやらされ、これも大変でした。最後の年となった三年目の今年は、何の行事もなく、また外部の役職からも解放され、本当に楽をさせてもらい、有難く思いました。

 さて、私は最初本校に転任を発令されたとき、正直に言ってちょっぴり不満でした。定年を目前にして、新しい学校で苦労するのが辛く思えたからです。だが、3年経った今は、高校教員の最後を旭丘高校で過ごすことのできたことは、本当に幸せであったとしみじみ感じています。

 一つには、先生がたが非常に立派な方ばかりで、しかも新参者の私に対して、非常に暖かい気持ちを持って、接して頂けたということです。私はそれをいいことに、少々甘え、先生方には本当にご迷惑をおかけしたと思います。

 また、お仕えした二人の校長先生も、偉い方でした。杉山先生も、山本先生も、お二人とも細かいことは何も言われず、すべて自由に任せて頂けました。本当に有難く思いました。

 最後に、私とパ−トナ−を組んで一緒に苦労した教頭の長尾先生には、本当にお世話になりました。とくに、今年は教頭会の出席をはじめとして、校内の様々な仕事の大半を長尾先生にやって頂き、本当に有難うございました。

 ともかく、ここに無事に退職の日を迎えることが出来ましたのは、一重に諸先生方の暖かいご支援があったればこそと、厚く厚く御礼申し上げる次第であります。

 さて、退職後のことですが、最初私はT年ぐらいは全くフリ−になって、スペインかオ−ストラリアへ行って長期滞在し、それから日本へ帰ってゆっくりと再就職しようと思っていました。しかし、縁あってこの度市邨短大の方へお世話になることになりました。

 先週の4日の日には、入学式がありました。中日球場の7倍半もあるという二十五万ヘ−ベのキャンパスの一角にある講堂に、千五百人ほどの新入生とその保護者を迎えたマンモス入学式でした。若さ溢れる彼女らと一緒にいると、何だか元気が出てきて、自分も若返ったような気分になっています。授業は今週から始まっていますが、専任といっても週3日出ればいいという有難い話で、明後日から行くことになっています。ただ片道2時間近くかかかるのが、大変ですが、今自動車免許を取るべきか、取らざるべきか、悩んでいるところです。

 先生方、3年間本当にお世話になりました。本当に有難うございました。 

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