昭和高朝礼時指導部主任訓話             昭和52年 9月 8日

服装検査は何のために行うのか

 学校が始まってから、もう今日で一週間経ちます。昨日と一昨日は実力テストがありました。二学期はもう本格的に始まっています。

 しかし、現在までの状態を見ると、どうも今ひとつ気合いが入っていないというか、真剣味がないというか、授業中の態度がどうもよくありません。夏休みの惰性がいまだに尾を引いているという感じがする。

 同じことは勉強面でなく、生活面についてもいえる。バッジのついてないもの、頭髪の乱れているもの、かなり目に付くし、遅刻も多いようであす。

 そこで、来週は服装を検査をしたいと思う。今日は、そのことについて一つだけ諸君に話しておきたいことがある。

 それは、一体なぜ学校は服装検査をするのか、という問題であります。

 実は、われわれは服装検査をとおして、諸君に自分の服装に責任を持つという態度を身につけてもらいたいと思っているわけです。服装に責任を持つということは、遅刻しない、学校をさぼらない、自分のことは自分でするなどという、基本的生活習慣を身につけるということであります。

 自分は学校へ勉強するために来るのであって、勉強を一生懸命やれば生活習慣なんて関係ない、という人がいるかもしれません。ところが、それは大間違いです。生活面で決められたことをきちんと守るという能力は、毎日の予習・復習を励行したり、自己をコントロールして一つのことに集中したりする能力と、まったく同じものなのです。束縛に堪える忍耐力は、嫌な科目にも積極的に取り組む忍耐力と同じものなのです。

 どうか、服装検査の意味を十分理解して、学校の方針に協力して欲しい。

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