解説=日本の名酒事典より参照

 

《岡山》

 

<<御前酒(ごぜんしゅ)>>  樺メ本店
〒717-0013
岡山県真庭郡勝山町大字勝山116

創業は文化元年。 三蒲藩の城下町として古くか、ら栄えた勝山の町にあって、藩公に代々酒を献上していたことから「御前酒」という酒名になった。 土地の米、土地の水を使ってこそよい酒ができるという信条通り、備中杜氏の手によって、地元米日本晴を原料に、裏の如意山からの水でていねいに仕込まれている。品質のよさを守り、地元で安定した地位を築いている。 普通酒は口当たりのまろやかな甘口。本醸造酒は豊かな香りをもったうま口、すっきりした軽い味の「辛口」もある。純米酒造りに力を入れており、飲みあきしない淡麗な味わいのなかに、米のうまみを生かしている。「山卸廃止もと」は、昔ながらの造りで、ごくみがあり香りもよい。「純米吟醸」は馥郁たる吟醸香が楽しめるのどごしのよい酒。ほかに、新鮮な香味の原酒「醪一番搾り」もあり、好評。

「香り高い吟醸酒でした。」

 

 

《岡山》

<<備前の酒一筋(びぜんのさけひとすじ)>>  利守酒造
〒701-2215
岡山県赤磐郡赤坂町西軽部762-1

創業は江戸末期。地元産の赤磐山雄町をふんだんに使った酒造りで知られる蔵。酒名は酒造りに生涯をうち込む意味を込めてつけた。赤磐雄町の米のうまさを酒に表現するのが目標。さまざまな純米吟醸酒造りに力を入れている。「大吟醸」は贅沢なつくりで、フルーティーな香りとまろやかなのどごしが特徴。「純米酒一筋」は濃潤なこくとさわやかな酸味がある。「山廃仕込秘伝」は昔ながらの味を追求、ごくみのある、豊かなふくらみを持った酒に仕上がっている。

 

「赤磐雄町(あかいわおまち)を飲みましたが旨口のいい酒でした。」

 

《岡山》

<<歓びの泉>>  中田酒造
〒712-8053
岡山県倉敷市呼松町888

創業は安永2年。以前は「富士正宗」「玉椿」、上級酒を「歓びの泉」としていた。昭和初期、陸軍大演習会の際の岡山行幸の折、蔵の酒を献上。そのときの歓びが大きかったので、以後、「歓びの泉」だけを販売するようになった。全体に、きめの細かいきれいな酒造りで、普通酒1級は口当たりやさしい甘口。本醸造酒は、朝日を60%精米“小さな酒屋の意地の味”という切れのよい味。「大吟醸極至中汲」は山田錦、雄町で仕込んだ2種がある。袋づり搾りによる蒙華な酒。香り、味の切れが魅力。

 

「味わい深くバランス良くしっかりした吟醸でした。」