解説=日本の名酒事典より参照

 

《福島》

 

<<榮川(えいせん)>> 栄川酒造(株) 
〒965-0041
福島県会津若松市駅前町2−1

 酒名は中国の故事”潁川(えいせん)に耳を洗う”からとっているこれは世俗の栄達を厳しく避けるというたとえから、名声よりも名声を超えたうまさを出したいという願望を込め命名されたという、そして”潁”は代々襲名している栄四郎の”栄”を当てた。明治2年宮森文次郎酒造店から分家したのが栄川の始まりで会社設立は昭和28年。 2代目栄四郎は特に酒造りに抜群のカンを持ち朝夕必ず工場を巡回しては工場内の酒の香りを嗅ぎその変化などにはすごく敏感だったまた戦前戦後にかけての物資不足時代どんな酒でもよく売れたが栄四郎社長は荒廃した時代だからこそよい酒をという姿勢を崩さず採算を割ってもよい品質の維持に徹したという。 今もこの醸造姿勢は蔵内にしっかり根づいており味のバランスのよい飲みあきしない酒という地元愛飲家の評価も定着。杜氏は季節だけの杜氏を使わずに年間雇用の社員とし その酒質を保っているというのも栄川の特徴のひとつといえる。 原料米は会津産のトヨニシキ、チヨニシキが主。仕込み水は醸造に適した井戸水を使い1・2級のレギュラータイプは香り、こく、うまみ3拍子そろった酒として好評である。「特撰」1級は細かいところまで十分に手間と時間をかけて醸した酒冷やでも燗でも楽しめる、純米酒は吟醸並みに造られた酒でのど越しのよい辛口タイプ、こちらは冷やで。
「美味しいとおっしゃる方も確かにいらっしゃいます」

※他に 末廣・金紋会津・大七 等を飲みました