解説=日本の名酒事典より参照

 

《秋田》

<<刈穂(かりほ)>>  秋田清酒(株) 
〒019-2100
秋田県仙北郡西仙北町戸地谷字天ケ沢83-1

醸造元の刈穂酒造(株)は出羽鶴酒造(株)の兄弟会社として大正2年に創業、この2社と(名)京野酒造店で昭和47年に秋田清酒(株)を設立し瓶詰めと販売を一括している。 「刈穂」の名は『後撰和歌集』の『秋の田の刈穂のいほの……』などの歌による。 「純米酒」は山廃もとからくる切れのよさが特徴、「純米超辛」はアルコールを添加せず、自然の発酵で辛口に仕上げ口当たりがソフト冷やかぬる燗で味わいたい。

「20数年程前に私が一番最初に気に入った吟醸酒で店の棚の端から端まで空箱を並べて一人悦に入っていたものです、残念ながら最近は購入していません。ちなみに銀千樹(ぎんせんじゅ)は苅穂の生酒で やはり刈穂より味香が多くマッタリしています。……お客さんが「久しぶりに見たので買ってきた」と言って持ち込まれましたが老(ひ)ねていました(-_-;)(-_-;) 思い出の吟醸のイメージがぁぁ……!!」

 

《秋田》

 <<新政(あらまさ)>>  新政酒造(株) 
〒010-0921
秋田県秋田市大町6-2-35

嘉永5年初代卯兵衛が現在地で酒造業を開始酒名は明治維新政府がその施政の大綱とした「新政厚徳」による「新政」と「厚徳」に分けて商標登録してある、「新政」は初め「しんせい」と呼んでいたが のちに「あらまさ」と訓読みするようになった。 4代卯兵衛は昭和7年に大阪商工の醸造科を卒業、以来秋田の気候のもとでの酒造りを考案工夫し芳香醇味の酒を生み出した。 この香りのよい酒を醸す酵母を”モロミ”の中から培養するのに成功、昭和10年に日本醸造協会から”6号酵母”として発売されるに至る、 この酵母は別名”新政酵母”ともいい 今でも新政では吟醸酒の一部を除く全ての酒に6号酵母を使用、低温でじっくり発酵させる伝統の醸造法によってその特徴であるまろやかな香りを最大限に引き出している酒は総じてきめこまやかな酒質が特徴、甘辛でいうと秋田酒としては辛口傾向、好適米の精白度を高めるよう心がけているという、「特撰」は米のうまみが生きており のどごしのよいやや辛口1級はこくがあり、しっかりした酒質で飲みあきしない通向き。 純米酒の1級はくどさが全くなく 2級は味に幅がある、各賞受賞酒の「大吟醸雫酒」は限定販売。

「すごくサッパリした吟醸酒でした。」

 

《秋田》

<<出羽鶴(でわつる>> 秋田清酒(株)
〒019-2100
秋田県仙北郡西仙北町戸地谷字天ケ沢83-1

醸造元の出羽鶴酒造(株)は慶応元年に創業、酒名は鶴のように気品のある酒、出羽国の格調高い清酒を意味して命名された。 酒造方針は、山廃もとを主体に長期型の速釀もとを併用し腰の強いこくのある味とすっきりした酒質を求め本醸造、純米酒および吟醸酒の比率を高める事。「本格派」は飲みあきしないうま口、 「生もと仕込み」はこくのある風味と軽快な飲み口が特徴、「自然米酒松倉」は松倉地区の無農薬米で造った吟醸タイプの酒、豊かな味わいの中に酸味が程よくあっていい「大吟醸」は品評会用で限定品。

「結構 味もありましたよ。」

 

《秋田》

<<朝乃舞(あさのまい)>>  舞鶴酒造(株) 
〒013-0105
秋田県平鹿郡平鹿町浅舞字浅舞184

大正7年の創業時酒蔵近くの湧水池に毎朝鶴の群れ遊ぶ姿が見られた事にちなみ社名を舞鶴酒造、酒名を「朝乃舞」とした、のちに県外出荷のため「秋田鶴」の銘柄を加えた。 醸造はすべて伝統の手造り、原料米は全量自家精米によって丹念に磨かれる、酒質は全般に淡麗な辛口タイプ、純米酒の「山廃」は生もと特有のこくとうまみをもつ限定品、「秋田の地酒」はすっきりとしたのど越しのよさが特徴。
「すっきり さっっぱりだった。かなーーーー?」

 

《秋田》

<<日の丸  まんさくの花>>  日の丸醸造(株) 
〒019-0700
秋田県平鹿郡増田町字七日町114-2

酒名は旧秋田藩主佐竹侯の紋所にちなむ、元禄2年の創業以来名刀を鍛える刀匠の意気を持って酒造りを続けている。 原料米は契約栽培による美山錦が主力、米は全て自家精米し平均精米歩合は64%こくがあり切れ、のど越しのよい酒である。 「大吟醸」は含み香を大切にした気品ある酒、ほかに「秋田城小町」純米2級「ゴールド秋田」純金入りなど。
「うーーーーーーーーーーーーーーーん、機会があればもう一度飲んでみます。」