地球画廊

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地球を宇宙から最初に眺めたガガーリンの言葉に”地球は青かった”と言う言葉がありますが現在では
人工衛星に取り付けた光センサ−から誰でも同様の体験が出来るようになりました。青い海と緑の大地が地球の
キャンバスとすると そこに描かれる摩訶不思議な雲の芸術は日々刻々と変化し見る人を飽きさせません。
この画の作者は地球です。その非日常を体験できる地球画廊を覗いて見たくて2001年3月より旅を続けてきました。

BMsat v1f

最新リアル画像
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   Yahoo!Boxは合計50GBの大きな容量を無料で使えるので巨大画像(Max 100MB)でも平気です。
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   個別画像ではスライドショーも楽しめます。
                                                2012-01-25

FenY-1D  2011-03-11 14:42
この画像を受信途中に東日本大震災が
発生しました。
NOAA-19 2011-02-26 12:16
NOAA-18と時間・コースがほとんど
同じです。
NOAA 16 2011-04-12 07:43
METEOR M1 2012-02-24 09:45
RGB=3,2,1 CH 
NOAA 18 2011-07-14 13:21
台風6号
NOAA 16 2011-06-11
バイカル湖と青海湖が一枚に
MTSAT-LRIT 2012-0131
IR1/VIS 2つの画像を合成
NOAA 18 2010-07-28
最南端 ミンダナオ島
最東端 アッツ島
こんなに晴れるのは年に10日もない。

画像はHRPTreaderでカラ−画像化してJPEG保存しています。
(C)HRPTの昼間は CH1=R CH2=G CH4=B     夜間は CH4-CH5 
MHRPTの昼間は  CH3=R CH2=G CH1=B
その画像を更に縮小した画像を掲載しています。

気象衛星の基礎

気象衛星NOAAの送信する周波数帯はVHFとUHFで2種類あります。VHF帯はアンテナが固定で簡単な設備で
受信できますが解像度が低い(APT画像)です。UHF帯は追跡型パラボラが必要で複雑な受信設備が必要ですが
解像度が高い(HRPT画像)特徴があります。ここでは”宇宙飛行士気分”を求めて高解像度画像の得られる
UHF帯について記述しています。
2012年1月よりMTSAT-LRITも受信できるようになりました。2012-0131

衛星 送信
周波数
MHz
偏波 信号
形式
軌道 高度
Km
変調方式 解像度
km
画素
CH
Status
MTSAT 1R 1691 直線偏波 LRIT 静止 36000 BPSK 4 800/
2200
  OK
NOAA16 1698 右円偏波 HRPT 極軌道 849 ±67度PSK 1 2048 5 OK
NOAA17 1698 右円偏波 HRPT 極軌道 850 ±67度PSK 1 2048 5 NG
NOAA18 1707 右円偏波 HRPT 極軌道 854 ±67度PSK 1 2048 5 OK
NOAA19 1698 右円偏波 HRPT 極軌道 852 ±67度PSK 1 2048 5 OK
FengYun-1D 1700.4 右円偏波 CHRPT 極軌道 865 ±67度PSK 1 2048 10 OK
METEOR M1 1700 右円偏波 MHRPT 極軌道 830 -(±67)度PSK 1 1540 6 OK

* 送信周波数は状況により変化しています。  2011年 6月 9日の状況 
システム
受信システムは1・8mの2軸制御のパラボラ・アンテナと1・7GHzのプリアンプを屋上に設置しています。
約10mのケ−ブルで室内まで配線し1554MHzのロ−カルとMIXして一度140MHz帯にダウンコンバ−トしています。
これをLRD-100受信器に入れてデジタル処理でNRZ信号に変換しています。この信号をFramer基板で
USB通信対応に変換してPCに転送しています。ノートPCは1台で自動追跡と画像受信の両方を処理していて 
Cel 2.66GHz RAM 512MB OSはWIN-XPの仕様です。

アンテナ部

1・8m メッシュ型のパラボラ ヘリカル・アンテナ
LNAはケ−ス内部に配置
ロ−テ−タはG-5500
AZ軸450度 EL軸180度の可変範囲があり
AZ軸を0度=北西 450度=北東に設定
北基準線を横切る軌道でも
AZ軸の回転が450度もあれば
自動追跡可能

Dishは1・8mのメッシュを使っています。1.2〜1.8m色々なサイズ入手先はここ
アンテナ部の役割は”如何にして弱い信号を妨害から守って低雑音で安定に取り込むか”です。考慮すべき事は
扱う信号レベルは-100〜-130dBmと微弱です。これに対して携帯等の信号は大信号で身近に溢れています。
思わぬ伏兵は そこにいます。LNAの前に妨害対策のBPFが必要です。

LNAの前にBPFを挿入しています。 BPFはLORCH製を1700MHzへ改造
挿入損失 0・6dB 
通過帯域幅 200MHz
LNAはCOSMOWAVE製を1700MHzへ改造
利得は35dB NFは1dB以下
改造方法のメモ
NTTドコモ信号に対するBPFの有(青)/無(桃)・効果
Center=1700MHz Span=50MHz

NOAAは極軌道を周遊している移動衛星で1回15分 2回/日と言う僅かな時間しか受信できません。アンテナ部を
製作開始した段階で いきなり受信するには無理があります。アンテナの感度とか角度を調整/確認するには
静止衛星を利用すると便利です。1700MHz近辺を送信している静止衛星にはMTSAT/COMSがあります。
これらの電波は直線偏波なので円偏波専用のヘリカル・アンテナで受信するのは無理があります。
あくまでも参考程度です。ダウンコンバータで134MHz帯に変換した波形が下図です。

センターはMTSATのLRIT信号 1691MHz
その左はHRIT信号
センターはCOMSのLRIT信号 1692.14MHz
その両サイドはHRIT信号らしい

アンテナの仰角が0度付近では地平線に近いので1700MHzでも生活雑音を一杯拾います。特に近くの大きな都市の
方角ではNOAAの信号を完全に埋没させるような雑音が出ています。この雑音は特定周波数にピ−クのない白色雑音です。
夜間の照明で都市部では夜空の星が見えなくなってしまったように今度は電波も届かない時代が来るのでしょうか ?

仰角=0度でアンテナを回転すると
雑音電波が飛び込んで来る。2011年現在
名古屋方面で雑音が20dB up


制御部
AZ/ELモ−タのリレ−制御部はアンテナのすぐ近くの軒下に配置したBOXの中にあります。ここにはAC24vのトランスと
リレ−回路があるだけで制御はAZEL基板で行います。ロ−テ−タの制御線は全部で8本必要です。丁度LANケ−ブルが
8本構成なので これを制御線として使っています。

軒下に配置した制御BOXの内部
TV用のブ−スタ−も混在
AC24vトランスとリレ−制御の
簡単構成

衛星位置の計算ソフトとしてKSATを使っています。このソフトは予約機能があり自動追跡には適していると思います。
自動追跡ソフトはKSATのDDEインタ−フェ-スを利用して得た衛星名/衛星位置情報/距離変化の情報に約30msの
周期で自動追跡を行うソフト(AZEL)を用意しました。
自動追跡最中の画面 AZEL基板ではH8マイコンで自動追跡を行っている。

その特徴は
1・ 30回/秒以上の追跡制御が可能で仰角60〜85度でも自動追跡可能                 ”標準”モ−ド
2・ 仰角85度以上の軌道時はAZ軸を固定して仰角を180度まで拡大して制御するモ−ドも用意  ”反転”(フリップ)モ−ド
3・ 受信信号のレベルやSYNC信号の状況も記録可能で受信状況の分析が可能となる。
4・ 受信部の周波数制御も周波数番号で指定可能
5・ ANT-SW制御はヘリカル・アンテナRHCP/LHCPの切替を予定している。

詳細を知りたい方はこちらです。

受信部
受信部にはQUORUM社のLRD-100 を2010年より使い始めました。この受信器はHRPT/CHRPT以外にもMT-SATの
HRIT/LRITやFengYun2も受信可能な汎用デジタル受信器です。とても高価で趣味用としては疑問ですが受信器の
お手本として購入しました。業務用なので受信感度は素晴らしく 安定した受信を保証してくれています。
いつかは こんな汎用機を作ってみたいです。
表示の最後は"受信状態"です。

●UL  UnLock          待機状態
●LK  clock Locked     クロック再生完了
●FR  Frame locked      Frame同期完了

FRを表示した時から画像受信可能になります。
PCの空きケ−スに組み込みました。

最初はPC機能との並存を試みましたがPC内部のノイズで受信感度が低下したのでマザーボードは削除しました。

自作可能なレベルの受信器としては下記があります。
@RigのHPに掲載されていた  Rig-Receiver
A最初に使っていた受信器    HPR137

Framer基板
LRD-100は全信号をNRZ信号として出力してくれるのでFramer基板を通してUSB信号に変換してPCへ送ります。
しかし現在対応できているのはHRPT/CHRPTだけです。

詳細を知りたい方はこちらです。

BMsat
PC側USB通信のソフトは"BMsat"を用意しました。
このソフトはFramerに対応したUSB信号を読み込み簡易カラー画像表示しながら
HRPT,CHRPTは10BformatでMHRPTはMeteor-HRPTformatでHDDに保存を行います。
CH選択は出来ず全CHを保存するのでファイルサイズはCHRPTで130MB程度になります。



Cel 2.66GHz RAM 512MB
OSは Win XP SP2
画面サイズは 1024x768
受信中のカラー画像 CHRPTを全画面モードで受信+自動追跡できました。
このソフトの画像は あくまで受信画像確認用です。

詳細を知りたい方はこちらです。

画像化

本格的な画像化には受信終了後に”HRPT-Reader”でデータを読み込んで行います。色の調整を
簡単に変更可能で経度/緯度のラインも追加できたり保存形式の選択も色々用意されている高機能ソフトです。

経度/緯度を正しく表示するには\HRPTreader\kepsのフォルダー内に衛星毎のTLEデータを用意する必要が
ありますがFengYun-1D以外には裏技があり個別TLEをわざわざ作らなくてもOKです。

裏技
WXtrackを使える環境を準備できれば その中にあるTLEをHRPTreaderは自動で読み込んでくれます。
KSATの中にあるKSAT_NORAD_NEWを読み込んでweather.txtと名前を変えてWXtrackの中へ保存すれば
OKとなります。

RGBモードでStretchをONにしておいて
色調整したい範囲を左クリックしながら指定
クリックを離すと自動調整完了
この簡単な色調整方法は素晴らしい!

TEST-SG
気象衛星からの信号を受信できる時間は限られているので検討の時間をどうしても限定されてしまいます。こういう時
衛星信号と同じレベルの信号が手許にあると検討時間も 大いに短縮できます。今までに色々なTEST-SGを
製作して来ましたが最終的にはPICマイコンを使用した簡素なTEST-SGに到達しました。これで(C/M)HRPTの
擬似信号を発生出来ます。詳細を知りたい方はこちらです。

TEST-SGの外観 TEST-SGの内部