ロシアとの友好・親善をすすめる会
−アムール州イワノフカ村の日ロ共同追悼碑「懺悔の碑」参拝を基点として−
趣 意 書
近くて、遠い国 ロシア。
私たちとロシアの関係をふりかえると、古くは日露戦争・シベリア出兵があり、戦後もシベリア抑留・北方領土問題と、深刻で悲惨な多くの事件で彩られた関係でした。
隣人でありながら、その関係は友情よりも、恨み。親善よりも、迫害・圧迫を思い起こさせる残念な歴史を重ねてきました。
日本とロシアが、1855年に日魯通好条約を結んで151年。そして、第二次世界大戦を終えて61年を経過した今日、そうした残念で不幸な歴史を正確に理解しつつ、それらを乗り越えて新たな平和と友好・親善を築く道に、踏み出す時期を迎えているのではないでしょうか。
私たちは、ロシア連邦アムール州イワノフカ村にある日本とロシアの共同追悼碑 懺悔の碑を知っています。
碑は1995年7月16日に建立されました。まつられているのは、日ロの痛ましい犠牲者です。1919年シベリア出兵で侵入した日本軍が300名近くのイワノフカ村民を銃殺したり、焼き殺しました。その犠牲者と、今次大戦後のシベリア抑留による日本人の犠牲者を、ともに追悼しています。この碑の前に額ずくものはこうした歴史を将来に向かって懺悔するのです。
ここには、私たちが歩もうとする日ロの友好・親善と交流の出発点とすべき精神があります。
そして、私たちは訪問を重ねる中で日本人墓地を守ってくださるロシア各地の人々に、心からの感謝の気持ちを抱くようになりました。人々の心は、広大なシベリア大地のようにおおらかで、豊饒です。
私たちは、イワノフカ村の日ロ共同追悼碑を拠りどころにしつつ、広く民間ベースの交流をすすめます。
日ロの歴史を学びながら、現在の課題を明らかにし、その解決や改善のために少しずつでも歩みはじめようと思います。
年毎の、訪問を重ねます。訪問を意義あるものにするための、事前の研究や調査を重視します。ロシアからの訪問を受け入れる準備をします。
多面的な交流のために、インターネットを活用していきます。ホームページを充実し、メールのやりとりを通して、親しい関係作りも実現していきます。映像や音楽など文化の交換も、活発にすすめる一方、文通といった身近な方法も、大切にします。
先行する各種団体の取り組みに学びます。一方、新しい試みにもひるまず挑み、とりわけ若い層の交流が実現する事を重視していきます。
日ロの新しい時代を築く礎をになうべく、今日からその一歩を踏み出そうではありませんか。
2006年12月16日
ロシアとの友好・親善をすすめる会 よびかけ人一同