サナトリウム希望21のみなさん!

メッセージを読みました。
この絵本に関わったスタッフの一人として大変うれしく思います。
メッセージはどれも素直なことばで表明されており感動をもって読みました。
そしてあなたがたの熱い真剣な眼差しを感じました。

「ピンク色の雲」?おばあちゃんのヒロシマー

この絵本は原爆のおそろしさだけを強調したものではありません。
この絵本の絵を担当した私がこころを込めて描き切った箇所があります。
おばあちゃんは最後のぺーじでこのように呼びかけています。

世界の若いみなさん!
戦争は 絶対にしてはいけません。

一度 ヒロシマ・ナガサキを 訪れてください。
核兵器の 恐ろしさを その目で 確かめてください。
21世紀こそ 手をつなぎあって
核のない 平和な世界を つくりあげてください。
お願いします。

おばあちゃんは長い沈黙を破って話してくれました。
戦争によって強いられた悲惨な体験が時間と空間を経て、他の人が味わうようなことはあってはならいないと。
おばあちゃんは自分自身の願いや希望を、人類共通の願いや希望に昇華させたのです。
おばあちゃんは辛い体験を通じて、崇高な使命を自覚したのです。
人々は、どんな苦境や困難、悲惨な状況を強制的に強いられても、克服する為に必ず立ち上がることをおばあちゃん自らが実証したのです。

この絵本のここに核心があると思っています。
この核心部分に強い願いを込めて描きました。

平和を象徴する9羽の鳩がおばあちゃんのメッセ?ジを携えて西の方角を目指して飛び立っていきます。
9の字を描いて飛び立っていきます。
9羽の鳩9の文字には深い意味が込められています。

度重なる戦争を体験した日本国民は、武力では平和はつくれないことを確信しました。
そして二度と戦争しないこと。その為にいっさいの武力をもたないこと。
国際紛争を解決する手段として武力を使わないこと。
平和的な話し合いで解決を目指すこと。
日本の憲法の9条に明記しています。

この不戦の誓いを世界に普及したいとおばあちゃんは強く願っています。
私もおばあちゃんの考え方を強く支持しようとしてお手伝いしています。

「希望21」サナトリウムの
             オクサーナ ザヴァレィ
             ジェーニャ アンドレィチュク
             アンナ ツィブーリスカヤ
             サーシャ マケエンコ
             アリョーナ シャラボダ
             ビタリナ ジョルヂ 

あなた方と共に人類共通の願い、戦争と貧困を世界から無くして、平和な美しい地球をとりもどすために活動していきましょう。
あなた方の強い願いと希望は私達の強い願いと希望です。
あなた方のメッセージは日本のこどもたちにも知らせます。

                                稲田善樹