「完璧な剣」の選び方
フェンシング用具の業者が出店している大規模なトーナメントに出場しているときには、おそらく試合の合間や終了後に、店の道具を眺めたり、いくつかの剣を選ぶ時間ができるのではないだろうか。
ドナルド・クリントンは、剣を自分で選ぶ機会を得た際に、何を行うべきかについてのいくつかの良いアドバイスを与えている。
ドナルドの方法は、悪い剣を手早く除外することで剣選びの時間を短縮させる。
目でより剣をテストし、そして他の何よりも目で感じるのだ。
以下が、剣を選ぶための彼のステップである。
1) 剣身を見よう。
見た目がでこぼこなものは避けよう。
2) タン(訳者注:ガードから後ろの部分)の部分をチェックしよう。
タンが分離していて、剣に溶接された跡があるものは避けよう。
3)カーボン・デポジット(訳者注:文末参照)を捜そう
カーボン・デポジットの多すぎるものは避けよう。
FIEブレードにすら、カーボン・デポジットが載っていることがある。
もちろん、それらは偽物だ。
4) 剣身を指ではさみ、指を滑らせてみよう。
これを異なる面でも試してみよう。
くぼみや傾斜の変化はないだろうか?
これらのステップで、いかなる弱点もあぶり出される。
これらのテストによって多くの剣があなたの不合格品の山に積まれていくだろう。
(1)から(4)のステップをパスしたわずかな剣をさらに選別して、今度はあなたにとっての完璧な剣を選ばなければならない。
ここにさらにもう一つだけ、ステップがある:
5)タンの上に手のひらを平らに置き、そして押してみよう。
剣身は全体的に曲がるべきであり、そしてその大部分は中央部でなくてはいけない。
もし曲がりがフォイブル(剣の先端付近の折れやすい部分:訳者注)にあるか、一点のみで曲がっているようであれば、そこが剣の折れる場所だ。
剣とは何年も長持ちするものなのである。
・カーボン・デポジットとは何か
鋼は混合物であり、均質ではない。
時々、鉄と化学的に結合しない余剰の炭素がある。
これは剣に黒い点として現われる。
maragingブレードにさえ炭素がある場合がある(訳者注:一部の剣やゴルフクラブ等に使われる鋼。maraging鋼)。